
| 2003.11.30 |
<哀愁のロボット・プラズマX> 更新ほったからかしですみません。 ここんとこ1月11日発売予定のCDドラマ制作で、 睡眠ギリギリな日々をおくってるんですよ。 マロ君も大和君も更新してあげたいのはヤマヤマなんですが、 やっぱりCD完成しないことには始まりませんからねぇ。 楽しみに見に来てくれる人にはほんと申し訳ないです。 で、 このCDドラマの編集作業、結構大変です。 音質と演技の両立。 それに負けない作曲&効果音作り。 そして演出のセンス。 「うきょ〜〜!!」 半分発狂しながら作業がすすんでいきます。 しかしどんなに発狂しても、 気分が乗らない時っていうのはあるものです。 こういう時無理に作品作りを進めようとすると、 全然気持ちの乗らない音楽になったり、 効果音とセリフのタイミングが普段の感覚とずれていたり、 結局次の日に全部やり直しになってしまったりで、 ぜんぜんいいことありません。 「・・・アニメでも見るか・・・」 というわけで、 昔録画したパタリロのビデオを引っ張りだします。 え?なぜパタリロかって? いや、 こないだクックロビン音頭のネタを書いたとき、 久しぶりに見たいな〜。 と思ってたんですよ。 しかもギャグアニメだから、 なにも考えないで見れるんで脳の休憩にも丁度いいし。 というわけでビデオを巻き戻すのも面倒なので、 そのままのところから再生。 ポチっとな。 ビィィーー!!! プラズマーー!!! エーーーックス!!! 突然出てきた金色に輝く超合金のロボット。 スターウォーズのC3POとウルトラマンを足して 2で割ったような見た目と動き。 そう。 かつて僕が愛してやまなかった最強のロボット、 プラズマX の姿がそこにあったのです!! 「おぉプラズマ。なつかしいなぁ〜」 天才パタリロが技術の粋を集めて作ったロボット。 それがプラズマX。 人間以上に人間らしい心をもち、 その凄まじいパワーはけして自分の誇示には使わない。 いつか現れる恋人のために スイートルームをせっせと作るその姿。 見た目のカッコ良さとはみごとにかけ離れたギャップが、 これまたいい味を出している。 僕は昔、 このプラズマを初めて見たとき、 ただの変なロボットとしか映らなかったんですけど、 それを変えるエピソードがたくさんありました。 例えば、 プラズマXの作っているスイートルームをパタリロが見て、 プラズマXのために女性ロボットを作ってあげようとします。 しかし、 パタリロは冗談で超適当なロボットを完成させてしまいます。 あまりの酷さに愕然とするプラズマ。 それを見たタマネギたち(パタリロの部下)は大爆笑。 冗談が成功したパタリロは上機嫌です。 これらの行動にプラズマは心に深い傷をおうことに。 もう2度とパタリロの顔は見たくないと飛び去っていくのです。 パタリロはしばらくして反省します。 そしてプラズマのために、 ちゃんとした女性ロボットを作ろうと決心します。 プラズマと同じ原子力で動く女性ロボットにするため、 海中ステーションにある原子力発電所に プルトニウムを取りにいくパタリロ。 そこで事件が発生します。 マリネラ(パタリロが治める国の名前)をよく思わない何者かが 原子炉に時限爆弾をセットしたらしいのです。 それを知ったタマネギ達は大慌て。 なんとか海中ステーションに向かっているパタリロに 知らせようとするのですがうまくいきません。 この状況をなんとかできるのは、 そう。 われらがスーパーロボット プラズマXのみ。 タマネギ達は全力で説得にかかります。 しかしプラズマの傷ついた心に説得の言葉は届きません。 そこにバンコランが現れます。 バンコランはプラズマに人の心というものを説きます。 「こういうとき人ならけして見過ごすことはできない。 君はただの金属の塊か? それとも心をもったロボットか? 決めるのは君だ。」 命がけで任務を遂行しているバンコランの言葉には、 とても説得力がありました。 心が揺れ動くプラズマ。 そして、 心をもったロボットであることを選択します。 もうプラズマに躊躇するものなどありません。 プラズマーー!!! エーーックス!!! 全身に電気をスパークさせ、 全速力で海中ステーションに向かうプラズマ。 時限爆弾が秒読み段階に入ります。 異変に気付き慌てているパタリロを発見。 間一髪のところで救出に成功します。 どうです? これがプラズマXなんですよ! 酷い仕打ちをされたにも関わらず、 命がけで助けにいくんですよ!! このあとパタリロがちゃんと作ったアフロ18という女性ロボットと お付き合いをしていくわけなんですが、 アフロ18は人間の美しい男性が好みで、 金属製のプラズマには まったく興味がなかったのです。 せっかく美人のロボットを作ってくれたというのに、 なんとも報われないプラズマX。 でも、 そんなアフロも何事にも真剣な優しいプラズマの姿を見ているうちに、 だんだんと心を許していくようになるんですよ。 そうなんです。 見た目じゃないんですよ!! 心なんですよ!! ようやくアフロと正式に結婚することになったプラズマXに、 パタリロは赤ちゃんのロボットをプレゼントします。 プララと名づけられたその女の子ロボットはすぐに成長し、 人間でいう中学生くらいになった頃。 人間とほぼ変わらない容姿に作られたプララは、 反抗期のせいか金属製のプラズマを嫌います。 本当にどこまでいっても報われないプラズマ。 しかしある日プララのピンチをプラズマXが救うことによって、 父の素晴らしさを実感するプララ。 冷えかけた家庭をギリギリのところで持ち直します。 そうなんです。 プラズマはただのスーパーロボットではありません。 父としての愛情もちゃんと持っているのです。 極めつけは、最愛の妻アフロの死。 ロボット特有のウィルスに感染したアフロ。 パタリロがなんとか治そうとするのですが、 どんなに手を尽くしても状況は悪化していきます。 プララは前にアフロの事をいつもやかましく説教する嫌な母だと感じ、 「母さんなんか死んでしまえばいいのよ!」 と冷たく言い放ったことがあります。 その母が今まさに死をむかえようとしています。 プララは自分の言った言葉の酷さを後悔し、 集中治療室の窓から必死に母に叫びます。 「あんなこと言ってごめんなさい!!お願い死なないで!!」 プララの悲痛な叫びが廊下に響きわたります。 しかしパタリロにはもはや打つ手がありません。 原子炉もほとんど停止し、 記憶内容もほぼ失ってしまったアフロ。 なんとそのアフロが、 プララの言葉に呼応するように 立ち上がったのです。 パタリロをはじめとするその場にいた研究所のメンバーは驚きます。 アフロは倒れそうになりながらもゆっくりと歩き、 プララが覗く窓に近づきます。 そして窓に手を差し伸べます。 窓越しにプララとアフロの手のひらが合います。 母としての最後の言葉をプララにかけ、 優しく微笑みかけるアフロ。 そして・・・ 倒れこんだアフロは2度と動くことはありませんでした。 そんな妻と娘を最後まで静かに見守っていたプラズマX。 いままで自慢のパワーで危機を乗り越えてきたプラズマXでしたが、 この時ばかりはどうしようもありませんでした。 プラズマは一体どんな気持ちでこの場にいたのか。 考えると涙が止まりません。 今から思えば、 ロボットと人間の関係を考えはじめたのは、 この作品からのような気がします 人形との恋愛を描いた(ギャグだけど。) まいど〜る番長。 ネットドラマのデゥアモールに出てくる 宇宙船アムダと人間であるギャンとの関係など、 僕自身の作品にかなりの影響を受けてるのは確かなようです。 この後のプラズマですが、 ロボットの愛に関するテーマを描ききったと作者が判断したのか、 プラズマXはパタリロの作品にほとんど登場しなくなります。 僕は、 アフロの死を乗り越え、 今でもプララと一緒に楽しい日々をおくっていると信じています。 まだパタリロという作品は続いているようなので、 そのうちプラズマXの家庭がでてくることもあるかもしれません。 その時にはぜひ幸せなプラズマを見たいものですね。 ここで主張します!! スーパーロボットになりきれないプラズマX。 そんなプラズマが大好きです!! いつかロボット社会がやってきたら、 こんな心を持ったロボットに会いたいですね。 しかし、 なにも考えずに見るつもりが・・・めちゃくちゃ真剣に見入ってしまった(汗) さぁCD作りがんばるとするか!! |