2003.11.8

<ダメダメ宇宙刑事航介!!>





僕はなぜか公園にいた。


ブランコで遊んでる子供と母親がいる。


僕はなにげなくその親子を見ていた。



すると、



急にこっちに向かって歩き出したのだ。




無表情。




親子は僕の目を見て近づいてくる。



なんともいえない恐怖が背筋を襲う。



全身を硬直させて立ち尽くす僕。



所詮相手は子供と女性だ。

僕をどうこうできるとは思えない。



だが、


どうしても恐怖が拭えない。



僕はたまらず後ろに向かって走り出す。




路地のところまで一気に走りぬける。



そして角を曲がろうとすると、



なんと親子が角の向こうにいたのだ。





そんなばかな・・・






親子はゆっくりと近づいてくる。




僕は
絶対殺されると本能で感じ始めていた。




隣をみると、




なぜかそこには
車で通勤中の友達がいた。




信号が赤なので止まっているらしい。



友達は僕に向かって話しかけた。




「はよ変身しな。」





変身?


そうか!


コンバットスーツさえ着れば、

こんな相手敵ではないはずだ。



僕は左手を胸の前で握り締め、

空の彼方で待機しているであろう、

ドルギランに向かって叫ぶ!!




蒸着!!!




急に目の前が真っ暗になり、

なにかが体にまとわり付く感触を覚える。


目の前が光り輝く。

バイクのフルフェイスと同じ視界が広がる。

いや違う。これはモニターだ。


僕が頭を動かすのにわずかに遅れて視界が移動する。



少し慣れないと酔ってしまいそうだ。



そのモニターに例の親子が映る。



ここは人が多いため、

さっきの公園まで走ろうと足を動かす。




お・・・重い。






全身の鎧が重過ぎて、

思うように体が動かない。







親子が近づいてくる。


全力で走っているつもりなのに、



親子の足の方が速い。




マズい。



追いつかれる。




僕は覚悟を決めて立ち止まった。


そして戦闘態勢に入る。



その瞬間あることを思い出す。





そうだ。

僕は今宇宙刑事なんだ。

呼べばメカが助けに来てくれる!!





僕はポーズを取って叫ぶ。





サイバリアーーン!!!





すると空から雲を裂いて・・・


・・・ではなく、


公園の横道から普通に走ってきた。





とりあえず乗り込む。



アクセルを全開!!




・・・おや・・・?


妙に遅い。

しかもハンドルがやたら重い。




どうやらタイヤがパンクしているようだ。




しかも公園の溝に

タイヤがハマってしまった!!






ガリガリと音を立ててまったく動けなくなったサイバリアン。



親子が目の前に現れる。



僕は悲鳴をあげて逃げ出す。





だが鎧が重くて足が上がらない。





根性で足を振り上げ転がりながらサイバリアンから抜け出す。


だが、

その衝撃でマスクを地面にぶつけてしまい、

モニターにヒビが入って何も映らなくなる。





とりあえずマスクを外そうとするがどうやっても外れない。


足音が近づく・・・



もうだめだ・・・殺される・・・。



あとはもう鎧の強度を信じるしかない。

そのまま体を丸くする。



鎧の上からの衝撃。



直接の痛みはないが、

なにか金属バットのようなもので殴られている感触がある。


だが、この調子では鎧はあまり持たないかもしれない。


僕は見えない恐怖と絶望感から、


そのまま眠りについた・・・。







とまぁ、ここで目が覚めたわけだ。




「なんだ?この脈絡のない語りは?」





夢に決まっているだろう。

ただ妙にリアルだったんだよ。



特撮のような設定なのに、

凄いパワーもなにも出ない。



すべてがマイナス要素に向かっていくんよね。



で、夢の中で僕は思ったんだよ。




現実なんてこんなもんだよな・・・って。





僕は主張したい!!








夢の中くらい

夢を見させてください!!








初めてギャバンになれた夢だったのにあんまりだ・・・。









「それに付き合わされる読者もかわいそうだと思うが・・・。」






・・・気にしない気にしない。






「気にしろよ!!」




うぅ・・・だれかに聞いて欲しかったんだよう・・・




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