2003.10.29

<頭文字Dとヒカルの碁を考察する。>





いきなりですが、





・・・・・・風邪引いちゃいました・・・・・・








しばらく寝ていましたが、

さすがに寝飽きてきたので、







友達から借りたままだった
頭文字Dの続きを



寝ながら見てました。








このアニメ、

走り屋がひたすら勝負する話なんですけど、





これが意外と面白い。






いや、



意外っていうのは


僕が車にあんまし興味がないから


なんですが、






そんな僕でも結構楽しめるんですよ。









なんか不思議ですよね。









で、ひとつ思い出したんです。








まったく碁に興味がないのに、


なんかつい熱くなって見てしまったアニメ。



ヒカルの碁を。







これも不思議でした。


碁なんてまったくやったことないのに、



アニメ全部見終わっても碁のルールなんて覚えられなかったのに、



それでもなぜか、







面白かったんですよ。









「なんでだろう・・・不思議だ。」












アマチュアなりにも作品作りに携わる僕としては、


ぜひともこの不思議を解明したいものです。




より良い作品作りのために。














まず、

共通点を探してみます。








頭文字Dの主人公は、

車に全然興味のない高校生。







同じくヒカルの碁の主人公も、

碁に全然興味のない小学生。







早速共通点がありました。








主人公を視聴者に近い立場からストーリーを進めることで、

碁や走り屋の車というマニアックな世界を、

少しずつ切り崩して馴染めるようにする描き方。



このあたりはマニアックを題材に、

一般視聴者を確保するという意味においては、


基本ですね。










次に、

主人公が主人公たる部分。







頭文字Dの主人公は、

最初本人は気付いていないが、

そこらの走り屋を上回る実力を持っていた・・・






ヒカルの碁の主人公は、

最初本人は気付いていないが、

碁を理解していくにつれて
急激に碁が上達していく・・・






どちらも、


その道のトップになれる器を持っているという設定。


まぁこれも基本といば基本。











そして、

一番注目したい部分がこれ。












勝負の見せ方。












どちらもいわゆる勝負漫画。




勝負の勝ち負けによってストーリーの展開が決まるのです。











はっきり言ってこれは難しい。













例えばヒカルの碁でいうと、






「よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」


パチ・・・パチ・・・

パチ・・・パチ・・・


「・・・ありません。」

「ありがとうございました。」







これがまぁ普通の会話。







頭文字Dだと、









「勝負だ。」

「わかった。」



ブーン・・・

ブーン・・・


キキキキ・・・・・・・

ギュイーン・・・・・・


「俺の勝ちだ。」

「・・・くそ・・・」







こうなる。









これでははっきりいって、












全然面白くありません。










面白くするエッセンスとして、


まず、

駆け引き

をトッピングする必要があります。







「っくそ・・・

やつのテクニックの方がうまい・・・


だが、俺の車の方が性能は上だ!!」







などのセリフ。


これを入れれば、

車のことを知らなくても、


なんとなく世界に

入り込めるようになります。








でも、頭文字Dは先にゴールしたものが勝ちという、

視覚的にもイメージ的にも分かりやすいものを

題材にしているため、まだ描きやすいかもしれません。










しかし、

ヒカルの碁の方は大変です。










なにしろルールの知らない人は、

勝ってるのか負けてるのか、

いい勝負をしているのかしていなのか、

碁盤をどんなに眺めても、





さっぱり分かりません。









「くそ、俺が左翼を広げようとしたら、

こいつは真ん中を取ろうとしてくる・・・

・・・こいつはキツい勝負だぜ・・・」











セリフが入っても、

やはりよく分からないんです。










でも、

ヒカルの碁は勝負時、

こんなセリフばっかり。










じゃあどうして面白いのか?











それは、そこに


人間関係、立場などが関わるから


だと思うんです。








ヒカルの碁の場合、

この描写が
著しく多い。









碁盤が映っている時間より、


両者の顔が映っている方が長いんです。







はっきりいって碁盤は適当に書かれていても、

問題ないレベル。







視聴者は碁盤の動きに

興味があるのではありません。








その勝負において、


両者が何を背負い、

何を考え、

何を得ようとしているのか。



そして2人の気迫。







そこに興味があるのです。










これを描くのはかなり難しいです。






勝負内容を視聴者が理解できない状態で、

しかも毎週見てもらえるよう

工夫していかなければいけないからです。







こういう描写のセンスを、

ヒカルの碁、頭文字Dからは

感じられるんです。











勝負内容がよく分からなくても

面白く描写する・・・













音だけで表現しなくちゃいけないCDドラマには

こういうセンスが問われるのかもしれません。









はたして自分にそんなセンスがあるのか・・・



まぁとにかくがんばってみます。







今日の僕の主張・・・









まずは風邪を治すべし。


・・・はぁ・・・だるい・・・。





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